この度は『夢の中』をお読みいただき、ありがとうございました。
柳の話と言いつつ仁王や丸井がでしゃばってしまいましたが、柳本編も楽しんでいただけたなら幸いです。
いやそれにしても長かった。構想から実際のお話にするまで本当に長かった。
去年の春に何となく会話文(その他短編『押しかけAnniversary!』)を書いたあとすぐにこの設定で考えていたのですが、なかなか執筆が進まず……。
気がつけば丸一年以上が経過していました(笑)
それでもいつかは形にしたい、と思っていたところ丁度タイミングよく「あのお話の続き読みたいです!」と拍手で言っていただき、おおそれならば! と自分の尻を叩いて書き上げた感じです。
長年の片想いはもう何度も書いたシチュエーションなんですが、飽きませんね。
多分一生飽きないと思います。そういう病を患ってるんです(笑)
ただ、今回はもう一歩先に進んで「ずっと憧れだったひとと付き合ったらどうなるだろう?」という疑問に発展させてみました。
恋が実ってハッピーエンド。物語はそれで済むけれど、実際はそこからが大変なんじゃないかな? という。
片想いってある種の妄想だから、そこから脱却するには大変だろうな、と。その片想いが長ければ長いほどに。
逆に想われてる側もそれ相応のプレッシャーを感じますよね、きっと。
そこをどう乗り越えて行くか、が今回のメインテーマでした。
そして、丸井と仁王のお話。
この物語の裏ではこんなことが起こっている、みたいなのを考えるのが好きなんで、こういうお話ができました。
どちらも少し苦い話になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?
サイトを立ち上げた当初は「ぜってぇ悲恋なんか書かねぇぞ」と意気込んでいたのですが、今や悲恋サイトと言われても否定できないほど、悲恋が増えましたね(笑)
こちらのテーマはずばり「幸せの裏側」でした。
誰かの願いが叶うころあの子は泣いている。そう宇多田ヒカルの歌ですね。
どちらもヒロインの“名前”をキーにしていたのですが、少々分かりにくくなってしまった気がして……
好きなひとが自分の名前を呼んでるのに、それは自分のことじゃないってすごく切ないよな、てお話だったんですが、伝わりましたでしょうか? 伝わっていれば感無量です。
長年の片想いが叶う、そんな裏側で起こった偶然と奇跡のお話でした。
拙いお話ですが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。
もしよろしければ感想や意見などお気軽にお聞かせください。
inspiration by music:JUJU『桜雨』
樫野葉りん